
ZEN 禅的マネジメント
小森谷浩志
内外出版社 / 2022-03-23
この本について
仕事でも人生でも、状況がどんどん変わっていく中で、何を基準に判断すればいいのか分からなくなる瞬間ってありますよね。正しさを振りかざすのも違うし、かといって周囲の期待に合わせ続けるのもしんどい。そんな“どこに軸を置けばいいのか分からない”感覚に、僕自身かなり長く悩んでいました。 『ZEN 禅的マネジメント』が面白いのは、答えを外に探すのではなく、自分の内側と他者との関係性の両方を、同じくらい丁寧に扱う視点をくれるところです。例えば「内省と対話を往還する」という姿勢は、単なる反省や話し合いではなく、独自性と交感性のバランスを取り戻すための具体的な行為として語られます。また、状況に絶対の正解がない前提で、その都度 “最適な答えを生み出す” という考え方は、型に当てはまらない日々の判断に少し風を通してくれます。さらに「初心者の心でまっさらな現実に出会う」という禅の視点は、悩みを消すというより、余計な前提をそぎ落として今を扱う感覚に近いです。 派手さはないですが、読み進めるほど思考が静まり、判断の質が少しずつ変わっていく本です。型を増やしたい人よりも、思考のクセから自由になりたい人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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