
マイクロ法人節税に騙されるな: マイクロ法人設立経験者の税理士が注意点をリアルに教える
鈴木 康寛
この本について
「マイクロ法人で節税するとお得らしい」という話、ぼくも最初は半分疑いながら聞いていました。実際に動こうとすると、社会保険料の仕組みや役員社宅の審査、定款の作り方など、思っていたより“地味で重たい実務”が次々出てきて、どこまで自分で判断していいのかよく分からなくなるんですよね。 この本は、そこをふわっと誤魔化さず、実際にどこでつまずくのか、どこから先は専門家に頼った方がいいのかを、かなり具体的に示してくれます。例えば、社宅にしたいと思った時に「設立1〜2年の会社は普通に断られることがある」という現実や、固定資産税の“どの数字を使うべきか”という細かすぎて誰も教えてくれない部分まで踏み込んでいて、自分のケースに照らし合わせながら読み進められました。社会保険料も、何が将来の資産になって何がただの支出なのかを分けて説明してくれるので、過度な期待をしなくて済みます。 結局、マイクロ法人は「作れば得する」という単純な話ではなく、事業内容をどう切り分けるかや、所得をどう均すかといった地味な判断の積み重ねなんだと素直に分かりました。こういう“リアルな温度”の情報が欲しい人に向いている本だと思います。特に、節税の噂だけで動くのが怖い人には、ちょうどいい現実感をくれます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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