
こころの葛藤はすべて私の味方だ。――「本当の自分」を見つけて癒すフロイトの教え
チョン・ドオン and 藤田 麗子
ダイヤモンド社 / 2022-08-02
この本について
最近、何にモヤモヤしているか言葉にできず、気づけば「自分が悪いのかも」と思い込んでしまうこと、ないでしょうか。親との距離感や、人間関係での不安、理由の見えない苛立ち。頭ではわかっていても感情は勝手に動くし、その正体がつかめないまま日々が流れていく感じ、よくわかります。 この本は、そういう“正体不明のしこり”にそっと輪郭を与えてくれる一冊でした。たとえば、親にまつわる葛藤を「自分が悪かったことにしたほうが楽だから」と説明してくれる視点は、必要以上に自分を責めがちな人ほど響くと思います。また、不安を消そうとするのではなく「しばらく心に住まわせておく」という発想は、逃げ場を失いがちな気持ちに少し空気を入れてくれます。さらに、変わりたい気持ちと変わりたくない気持ちが同時に存在するという説明は、自分の優柔不断さを単なる弱さだと決めつけていた人には新しい手がかりになるはずです。 大げさに人生が劇的に変わる、というタイプの本ではありません。むしろ、心の中で起きている小さな動きを“そのまま観察できるようになる”ための静かな道具に近いです。自分の内側にあるもつれを、急がずにほどいていきたい人に刺さると思います。
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ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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