
最高の老後 「死ぬまで元気」を実現する5つのM
山田悠史
講談社 / 2022-06-24
この本について
年齢を重ねることについて、なんとなく漠然とした不安があるけど、何から手をつければいいのか分からないまま日々が過ぎていく。忙しいし、運動も食事も「ちゃんとやったほうがいい」のは分かるけれど、全部を一気に変えるのは現実的じゃない。そんな迷いを抱えていると、この本で語られている「小さな習慣の積み重ねで老後の質が変わる」という話がずしっと響きます。 たとえば、瞑想やゆっくりした呼吸を隙間時間で続けるだけでも、将来の気分の落ち込みが減るかもしれないという話。あるいは、果物や野菜、オリーブオイル中心の食事が、認知症だけでなく、うつのリスクまで下げる可能性があるという研究の紹介。どれも「今日からちょっとだけ変えられること」が、長いスパンで大きな差になるかもしれないと感じさせてくれます。また、薬との付き合い方や、多すぎる薬が逆にリスクをつくる話など、歳を重ねたときに直面しがちな現実も丁寧にほどかれていきます。 読んでいると、“老い”を怖いものとして遠ざけるのではなく、自分のペースで準備していく感覚が生まれます。特に、「歳だから」で思考停止しがちな人や、将来の健康に漠然とした不安がある人には、静かに効いてくる一冊だと思います。自分の今の生活をほんの少し見直すきっかけがほしい人にちょうどいい距離感の本です。
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