
アイドルについて葛藤しながら考えてみた ジェンダー/パーソナリティ/〈推し〉
香月孝史, 上岡磨奈, and 中村香住
青弓社 / 2022-07-25
この本について
推しを見ながら「この関係ってどこまでが自由で、どこからが負担なんだろう」とか、「好きで応援してるはずなのに、知らないうちに誰かの“燃料”にしてしまっているのでは」とか、言葉にしづらい居心地の悪さがふっと出てくることがあります。自分の中の欲望や理想像は止められないのに、現実の誰かに届いてしまう瞬間だけが怖い。そんな揺れに、僕自身しばらく整理がつきませんでした。 この本は、そのモヤモヤを「構造」として見直す手がかりになります。例えば、受け手の欲望そのものを否定するのではなく、外に出たときに何が起きるのかを丁寧に区別してくれるところ。あるいは、演者と観客の関係を“共犯的”と捉え直す視点によって、自分の見ている行為がどう舞台を形づくってしまうのかを考えざるをえなくなるところ。また、フェミニズムの各時代の変化を押さえつつ、アイドルの「見られ方」がどんな文脈で成立しているのかを照らしてくれるところも、読みながら何度も立ち止まりました。 推しとの距離感に、うまく言葉を当てられずにいる人に刺さると思います。自分の感情を責めるのではなく、その背景にある仕組みを静かに教えてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




