
思い込む力 やっと「好きなこと」を仕事にできた
ネモ(根本直樹)
日経BP / 2022-09-20
この本について
「人に会いに行くほどの元気がない」「やりたいことを言葉にできない」「考えがまとまっていない自分が恥ずかしい」。そんなときって、家でひとり考え直そうとするほど余計に動けなくなりますよね。僕もよくそこで止まってしまうのですが、この本を読んで、止まっている自分に必要なのは“完璧な計画”じゃなくて、“とりあえず外に出てみる勇気”のほうなんだと、ようやく腑に落ちました。 著者が強調しているのは、いきなり社交的になれとか、大胆な挑戦をしろという話ではなくて、「まずはその場にいるだけでもいい」という、ごく現実的な一歩です。会話ができなくても、目が合ったら挨拶するくらいからでも状況は変わるし、少しずつ場になじむことで、自然と次の行動が生まれていく。その積み重ねの中で、自分のやりたいことを言葉にする力も育っていくんだと感じました。 そして意外だったのは、チャンスは“準備が整っている人”より、“動いている人”のところに来るという視点です。考えを完璧にしてから動くのは一見正しいようで、実際には誰にも知られないまま時間だけが過ぎていく。逆に、まだ形になっていなくても誰かに話しておくことで、後から思いもよらない形で声がかかる。そういう経験に心当たりのある人も多いはずです。 自分のペースで動きたいけれど、どこかで殻を破りたい人に。今のままでも始められる小さな一歩を、丁寧に言語化してくれる本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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