
MEGATHREATS(メガスレット)世界経済を破滅させる10の巨大な脅威 (日本経済新聞出版)
ヌリエル・ルービニ and 村井章子
日経BP / 2022-11-22
この本について
最近、「世界がどこに向かっているのか全然つかめない」という声をよく聞きます。ニュースを追っても断片的で、気づけば不安ばかりが積み上がっていく感じ、僕も同じです。特にサプライチェーンや地政学リスクみたいな話は、自分の生活や仕事にどう関係するのか掴みにくいまま流れていきますよね。 この本がよかったのは、そういう「ぼんやりした不安」を、一度ちゃんと構造として見せてくれるところです。たとえば中国と西側の新冷戦がなぜ物価や供給に直結するのか、移民制限がどう賃上げや労働市場に跳ねるのか、パンデミックやサイバー攻撃がどこで経済の“詰まり”を生むのか。どれも普段の仕事のなかで「なんで急にコストが上がるんだろう」「なんで調達が止まるんだろう」と思っていたことの裏側が、具体的に説明されていて腑に落ちました。 読みながら、自分の判断軸が少しだけ広がる感覚がありました。世界が大げさに語られる前に、実際どれくらい現実的なリスクなのか、そして自分の業界や生活にどう影響しうるのかを冷静に考えるための“地図”をもらった感じです。未来を断言する本ではなく、視界を整えてくれる道具に近いです。 複雑な世界情勢に振り回されて疲れている人、あるいは変化の裏側を自分の言葉で理解したい人には、とても刺さると思います。
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ハイライト密度
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