
ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考
松波龍源 and 野村高文
イースト・プレス / 2023-09-05
この本について
仕事でも日常でも、つい「こうなるはずだ」と思い込みすぎて苦しくなることがありませんか。未来をコントロールできない不安や、他人との関係で揺さぶられる自分に、どう向き合えばいいのか分からないまま走り続けてしまう感じ。僕もよくそこでつまずきます。 この本が面白いのは、仏教を“宗教”としてではなく、“思考法”として扱っているところです。善悪や成功・失敗の基準を外側に置かず、「苦しみが発生するかどうか」という軸で見直していくと、行動の選択がかなり変わってくるんですよね。欲しいと思ったものに本当に価値があるのか、あるいは苦しみを増やしていないかを冷静に見られるようになるだけで、仕事の判断も人間関係のしんどさもだいぶ違ってきます。 さらに救われるのは、「私」という存在は他者との関係性の中でしか成り立たない、という視点です。これを前提にすると、一人勝ちを目指すより協力したほうが長期的に有利、という発想につながる。囚人のジレンマを例にした説明はとても腑に落ちました。自分の都合だけで未来を固めにいくほど苦しくなる理由が、すっと理解できる感じです。 派手なメッセージではありませんが、「自分の心の使い方をアップデートしたい人」には確実に効く本です。日々のモヤモヤの正体を、少し現実的に解けるようになるはずです。
読書インサイト
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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