
「新型コロナ恐慌」後の世界
渡邉哲也
この本について
日々ニュースを追っていても、世界の動きが自分の生活や仕事とどうつながっているのか、いまいち見えづらいことがありませんか。中国リスクとかサプライチェーンとか言われても、結局どこまで本気で考えればいいのか迷う。そんな感覚に近い人には、この本が意外と落ち着いて読める相手になります。 読んでいて印象的だったのは、「グローバリズムが止まったとき、何が見えてくるのか」を淡々と説明しているところです。人やモノの壁ができると、そのあいだに挟まっていた企業や国がくっきり浮かび上がる、という視点は、仕事で海外ニュースを扱うときの“距離感”を整えてくれました。また、中国の外貨準備やチャイナマネーの構造の話は、ニュースでは断片的にしか触れられない部分なので、どういう前提で世界が動いていたのかを理解するうえで役立ちます。さらに、コンパクトシティやスーパーシティといった日本の都市再編の話までつながっていくので、世界情勢と国内の課題が一本の線になる感覚もありました。 過度に煽る内容ではなく、混乱が起きたときに「どこを見ればいいか」を教えてくれる本です。国際ニュースの背景をもう少し丁寧に知っておきたい人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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