
継続するコツ
坂口恭平
palmbooks / 2022-12
この本について
やりたいことがあるのに、気づけば「才能ないしな…」とか「どうせ続かないし…」と勝手にストップをかけてしまう時ってありませんか。僕もよくあります。やれば少しは気がまぎれると分かっているのに、最初の一歩だけがやけに重い。しかも、過去に好きだったことほど「もう下手になってるだろうし」と手を伸ばしづらいんですよね。 この本が面白いのは、そういう“自分で勝手に作ったハードル”をひょいっと横から外してくれるところです。たとえば、作者が言う「名作は天才に任せて、僕たちは駄作を馬鹿みたいに作ればいい」という姿勢は、うまくやろうとする意識を緩めてくれます。また、「才能がないから諦めたんじゃなくて、才能があると思い込んでいた自分とのギャップに耐えられなかっただけ」という指摘は、妙に胸に刺さる人が多いと思います。さらに、「スランプを感じたら、作りたいものを誤解してるだけだから、いったん全部やめていい」という考え方も、責めずにほどく感じがあって救われます。 継続と聞くと、努力とか根性とかを思い浮かべがちですが、この本はもっと生活に近い温度で語られています。続けられなくても人生は続くし、そもそも僕たちは何かしら毎日続けている。その視点で見ると、「また始めてもいいか」と思える余白が生まれます。 自分のペースで何かを続けたいけれど、気持ちばかり空回りしてしまう人に、静かに効く一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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