
折れない心! (扶桑社BOOKS文庫)
中村 天風
PHP研究所 / 2012-11-05
この本について
最近、気持ちがざわつく場面が増えていませんか。仕事で思い通りにいかないときや、人との関係で無駄に力が入ってしまうとき、自分の心の扱い方がよく分からなくなることがあります。強くあろうとしているのに、むしろ心が疲れていく感じ。僕自身がまさにその状態だったので、この本に出てくる「対立から離れたときにようやく本当の積極さが出てくる」という感覚がやけに沁みました。 天風の言う「積極心」は、気合いで押し切るものではなく、余計な勝ち負けからいったん離れて、淡々と“気を込めて行う”心の状態に近いです。例えば、気乗りしない作業でも、期待や焦りを足さずに向き合うと、変に消耗しない。結果を急がず、「治るときが来れば治る」と思える心は、逃げではなく、長く続けられる強さに変わる。そういう視点の転換が、この本には静かに積み重なっています。 もうひとつ助けられたのは、「行為に期待を混ぜると心がぶれる」という指摘でした。人に認められたい、自分の成果を証明したい、そんな気持ちが強いほど行動のムラが出る。逆に、まごころだけで動けた瞬間は、不思議と疲れが残らない。この感覚を知っている人には特に響くと思います。 日々、心が振り回されやすい人。強くありたいけれど、もう気力勝負には限界を感じている人。そんな仲間にこそ勧めたい一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
読書の順序
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