ザ・パターン・シーカー: 自閉症がいかに人類の発明を促したか

ザ・パターン・シーカー: 自閉症がいかに人類の発明を促したか

Simon Baron-Cohen, 篠田 里佐, and 岡本 卓 和田 秀樹

累計読者数8
平均ハイライト数 9件/人
star総合評価 44/100
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この本について

最近、「なんで自分だけ物事に時間がかかるんだろう」「周りが当たり前にできることが、自分にはしんどい」と感じる場面が続くことがあります。僕もそうで、できない部分ばかり気になって、自分の得意さえ見えなくなる時期がありました。 この本を読んで少し視点が変わったのは、人にはそもそも“情報の拾い方”や“世界の見え方”に大きな差がある、という当たり前の事実を丁寧に示してくれるところです。例えば、ある人は「満足できる程度」で手を止められるけれど、別の人は最適な形を追い続ける。そこには怠慢や努力不足ではなく、認知の特徴が関わっている、と静かに教えてくれます。また、世の中の多くの発明や技術の裏側には、こうした“ハイパー・システム化”の視点があることも描かれていて、自分のこだわりがただの欠点ではなく、別の領域では力になるのかもしれないと思えるんです。 特に、自分の特性を活かしきれていない気がする人や、子どもや部下の「違い」をどう理解すればいいか迷っている人には、しみ込む部分が多い一冊だと思います。無理に全員を同じ枠に合わせようとするのではなく、「その人が見ている世界」を少しだけ想像できるようになる本です。

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