
未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること (講談社現代新書)
河合雅司
講談社 / 2022-12-15
累計読者数16
平均ハイライト数 13.1件/人
推定読了時間 約3時間4分
star総合評価 54/100
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この本について
仕事で新しい打ち手を考えようとしても、会議に並ぶメンバーも、出てくる案も毎回同じ。そもそも前提にしている「市場」が本当に残っているのか……と、ふと不安になる瞬間ってありますよね。私もそこで立ち止まり、何を基準に判断すればいいのか曖昧なまま時間だけ過ぎていく感覚がありました。 この本は、人口減少がただの社会問題ではなく、業界の構造そのものを変えてしまう現実として描かれています。とくに刺さったのは、若年層が20年後に26%減るという具体的な数字や、製造・物流・メディアなど身近な産業がすでに静かに変わり始めている点で、抽象的な「縮小」の話ではなく、自分の仕事の前提を見直す材料としてそのまま使えるところでした。また、各社が「戦略的に縮む」必要があるという視点も、守りではなく選択と集中の話として読むと、日々の判断の軸が少し定まります。 全体として、危機を煽るというより、これからの日本をどういう地図で歩くかを示してくれる本です。特に、同じ議論をぐるぐる回してしまいがちな人や、業界の将来像を言語化できずにいる人に刺さると思います。
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出版社による紹介
人口減少日本で各業種・職種や公共サービスに何が起こるのか? 実人数が減り消費量が落ち込む「ダブルの縮小」に見舞われるこの国は一体どうすればいいのか? 瀬戸際の日本にこれから起きる大変化を詳細かつ大胆に描きつつ、「戦略的に縮む」という成長モデルの手順を深掘りし、「未来のトリセツ」として具体的に示す。 【目次】 序章 人口減少が日本にトドメを刺す前に 第1部 人口減少日本のリアル ●革新的ヒット商品が誕生しなくなる ――製造業界に起きること ●整備士不足で事故を起こしても車が直らない ――自動車産業に起きること ●IT人材80万人不足で銀行トラブル続出 ――金融業界に起きること ●地方紙・ローカルテレビが消える日 ――小売業界とご当地企業に起きること ●ドライバー不足で10億トンの荷物が運べない ――物流業界に起きること ●みかんの主力産地が東北になる日 ――農業と食品メーカーに起きること ●30代が減って新築住宅が売れなくなる ――住宅業界に起きること ●老朽化した道路が直らず放置される ――建設業界に起きること ●駅が電車に乗るだけの場所ではなくなる ――鉄道業界に起きること ●赤字は続くよどこまでも ――ローカル線に起きること ●地方に住むと水道代が高くつく ――生活インフラに起きること ●2030年頃には「患者不足」に陥る ――医療業界に起きること1 ●「開業医は儲かる」という神話の崩壊 ――医療業界に起きること2 ●多死社会なのに「寺院消滅」の危機 ――寺院業界に起きること ●会葬者がいなくなり、「直葬」が一般化 ――葬儀業界に起きること ●「ごみ難民」が多発、20キロ通学の小学生が増加 ――地方公務員に起きること ●60代の自衛官が80~90代の命を守る ――安全を守る仕事に起こること 第2部 戦略的に縮むための「未来のトリセツ」(10のステップ) ステップ1 量的拡大モデルと決別する ステップ2 残す事業とやめる事業を選別する ステップ3 製品・サービスの付加価値を高める ステップ4 無形資産投資でブランド力を高める ステップ5 1人あたりの労働生産性を向上させる ステップ6 全従業員のスキルアップを図る ステップ7 年功序列の人事制度をやめる ステップ8 若者を分散させないようにする ステップ9 「多極分散」ではなく「多極集中」で商圏を維持する ステップ10 輸出相手国の将来人口を把握する
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