
ケトン食の名医が教える 糖質制限はやらなくていい――エビデンスにもとづいた科学的に正しい食事
萩原 圭祐
ダイヤモンド社 / 2023-02-28
この本について
食事のことを考えると、どうしても「糖質は減らした方がいいのか」「乳製品は体に合うのか」みたいな細かい判断で迷い続けてしまいます。僕も同じで、何を基準に選べばいいのか分からなくなる瞬間がよくあります。ただ、この本を読んでみて、体質とか腸内環境って想像以上に個人差が大きいんだな、という当たり前だけど見落としていた視点を思い出しました。 特に腸内細菌のところ。欧米人と日本人でそもそも細菌叢の構成が違うから、同じ食材でも体の受け止め方が変わるという話はかなり腑に落ちました。食事法の優劣より、自分の体がどう反応するかを見た方が早い、という現実的な考え方に変わるきっかけになります。また、ケトン食についても、一般の人がそのまま真似るのは難しいと明言してくれるので、無理に背伸びする必要がない、と肩の力が抜けました。サーカディアンリズムや腸内環境など、食事以外のところから整える重要性が示されているのも、生活を見直すヒントになります。 食事改善に興味はあるけれど、極端なルールに振り回されるのはしんどい人には静かに刺さる本です。自分の体の背景を踏まえて、何を優先するのか考えたいときにちょうどいい一冊でした。
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