
それからの僕にはマラソンがあった (ちくま文庫)
松浦弥太郎
この本について
最近、やるべきことは多いのに、どれも中途半端なまま一日が終わってしまう気がしていました。気持ちは焦るのに、体力も集中力も昔ほど続かない。年齢のせいにしたくないけれど、じゃあ何を変えればいいのか…というモヤモヤを抱えたまま過ごしていたんです。 松浦弥太郎さんの『それからの僕にはマラソンがあった』は、そんな停滞感に対していきなり大きな答えを出す本ではありません。でも、読者が保存している抜粋を見ると、多くの人が「自分の時間の使い方をどう吟味するか」「やることを分ける視点」「体力と精神のメンテナンス」を求めていることがよくわかります。この本はそのあたりを、すごく生活の手触りがある形で示してくれます。たとえば、走りながら延々と自問自答する感覚とか、八割を越えてから本当のクオリティが出るという気づきとか、単なる精神論ではない実感のある話が多いんです。そして極めつけは、足のマッサージのような「今日からできるケア」まで丁寧に書いてあるところ。やる気ではなく、続けるための環境づくりに目を向けられるのがこの本の良いところだと思います。 年齢に関係なく、「自分を立て直す方法を、もっと現実的なやり方で知りたい人」にはとても刺さるはずです。読んでいると、何かを変えようと大きく気負わなくても、少しずつ整えていけばいいんだと思える本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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