
伝わるちから (小学館文庫)
松浦弥太郎
小学館 / 2017-12-11
この本について
人と話すたび、「もっとちゃんと伝えられたらな」とモヤモヤすることがあります。気持ちはあるのに言葉に乗らないとか、距離の取り方が分からないとか。僕自身、仕事でも私生活でもこの悩みはずっとつきまとってきました。 松浦弥太郎さんの『伝わるちから』は、そのモヤモヤに正面から向き合うきっかけをくれました。大げさなテクニックではなく、手紙を書くときに心を働かせることや、相手ときちんと対話する時間をつくること、さらには“見つける”姿勢を日常に戻すこと。どれも当たり前すぎて恥ずかしいくらいなのに、実際にやってみると人間関係の空気が少しだけやわらぐのを感じます。旅先の朝食屋に毎日通う話なんて、単なるエッセイに見えて、距離の縮め方の実践そのものだったりします。 この本は、「気を使っているつもりなのに、なぜかすれ違う」という人に刺さると思います。僕もそうですが、丁寧に生きたいと思うほど言葉が追いつかなくなることがある。そんな時に、もう少しだけ相手に心を向けるとはどういうことなのか、やさしい語り口で教えてくれます。 過度に前向きにならなくていい。ただ、今日誰かと向き合う時に、ひとつだけ変えられることがあるかもしれない。そんなふうに思わせてくれる本でした。
読書インサイト
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの37%が集中しています。
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