
どんな相手も味方になる 感じのよい伝え方
宮本 佳実
すばる舎 / 2023-10-31
この本について
人と話すとき、「余計な一言を言ってしまったかも」「相手の表情が固まった気がする」と落ち込むことが、自分にもよくあります。逆に、自分の気持ちを言えずに抱え込んでしまって、あとでモヤモヤが残ることもあります。結局のところ、うまく伝えられないと、人間関係そのものがしんどくなるんですよね。 この本は、その“しんどさ”を無理なくほどいてくれる存在でした。特に響いたのは、「言っても状況が変わらないことは伝えなくていい」という割り切りと、「自分の意見は正解ではなく、提案として出す」という姿勢。どちらも、相手を思いやりつつ自分を守るバランスの取り方として、すごく現実的なんです。また、何かを伝える前に一呼吸置いて「これを言われたら自分はどう感じるか」を想像してみるだけで、人間関係の摩擦がほんの少しだけ減る感覚がありました。 もうひとつ大きかったのは、「自分はどうしたいのか」を軸に置くこと。相手に合わせすぎて自分の気持ちが見えなくなるタイプの人には、ここが特に効くと思います。伝え方のテクニック本というより、自分のペースで心地よい関係をつくるための地図に近いです。 人と関わるときに疲れやすい人、自分の言葉で失敗しがちな人に、そっと刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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