
10年変革シナリオ 時間軸のトランスフォーメーション戦略
杉田 浩章
日経BP / 2023-02-17
この本について
最近、目の前の数字に追われてばかりで、「このまま既存事業の延長線だけで大丈夫なんだろうか…」とモヤモヤすることが多いです。気づけば、成功確度の読みやすい投資ばかり優先してしまって、新しい機会に張る勇気が出ない。変化の兆しが見えているのに、つい今のパラダイムを守りにいってしまうあの感じ、同じように悩んでいる人は多いと思います。 この本が効いたのは、未来を見るときの時間軸の置き方を強制的に変えてくれたところです。10年スパンで考えると、「今の強みはいつまで強みなのか」「どのメガトレンドが自社の前提条件を壊しにくるのか」といった問いが避けられなくなります。現実を直視せざるを得ない構造がつくられるというか、守りの姿勢から抜け出しやすくなるんです。また、将来の市場がまだ読めない段階でも、長期投資の枠組みをどう作ればいいのかが具体的に示されていて、単なる精神論では終わりません。シナリオプランニングを「机上の空論」で終わらせず、行動につなげる手順も丁寧で、自分の仕事にもすぐ当てはめられました。 既存事業の延命か、未来への投資か、そのどちらもやらなきゃいけない現実に悩んでいる人にはとくに刺さるはずです。今の延長線では見えない景色を、どうやって具体的に描き直すのか。そのヒントがほしいときに頼れる一冊でした。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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