
プロ投資家の先の先を読む思考法
藤野英人
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2022-05-02
この本について
最近、未来のことを考えようとすると逆に手が止まる、みたいな感覚ありませんか。情報はあふれているのに、自分の判断に自信が持てない。投資に限らず、仕事でもキャリアでも「今どう動けばいいのか」がぼんやりしてしまうあの感じです。僕も同じで、予測しようと背伸びするほど視野が狭くなっていく気がしていました。 この本が少し違うのは、「先を読む」といっても超人的な直感を求めてこないところです。まずは目の前の小さな変化を見ること。たとえば本屋の棚のテーマが変わるとか、人々の感情がどこに向いているかを拾うとか。その延長線上に、自分がどう動くべきかが見えてくる、というリアルな話しか出てきません。長期では楽観的でいながら、今日できることに集中する姿勢も、結果より“いまの状態”に目を向けるきっかけになりました。 もう一つ印象的だったのは、他人の視点を借りるという考え方です。自分を「着ぐるみ」とみなし、いったん外側から眺める。これをやると、判断のクセが少しほぐれます。投資の話をしているようで、じつは働き方や物事の捉え方にもそのまま応用できる内容なんですよね。 未来を当てにいくより、変化に気づいて自分の行動を調整したい人に刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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