
投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社 e-SHINSHO)
藤野英人
この本について
お金のことを考えるときって、「結局、自分の生活を守ることで精一杯だな…」と視野が狭くなりがちですよね。稼ぐ・貯める・増やすまでは必死なのに、その先の「どう使うか」になると急に手が止まる感じ。自分の選択が社会とどうつながっているのかなんて、普段はなかなか意識できません。 この本は、お金の話をしながらも、実は「自分が世界とどう関わって生きているか」を静かに問い直してきます。たとえば、コンビニで払った150円が無数の人に届いていくという視点や、消費者である自分にも責任があるという話は、行動そのものを変えようとまでは言わないけれど、次に何かを買うときの姿勢は確実に変わると思います。また、お金を色のない存在として捉え、自分の考えや態度がそのまま反映されるという部分は、「いまの使い方が、いまの生き方なんだ」と腹に落ちる感覚がありました。 さらに、投資を「お金のやり取り」ではなく「エネルギーのやり取り」と考える視点もおもしろくて、時間や情熱の注ぎ方まで含めて見直したくなります。清貧でも贅沢でもなく、清らかで豊かを目指すという話も、無理な理想論ではなく日常の選択に結びつく感じです。 お金に振り回されている気がするけれど、どう向き合えばいいか分からない人に刺さる一冊だと思います。自分の生活はそのままに、視点だけがふっと広がるような読み心地でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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