
おいしいニッポン 投資のプロが読む2040年のビジネス (日本経済新聞出版)
藤野英人
日経BP / 2021-11-10
この本について
最近、「10年後の働き方とか住む場所とか、本当は考えなきゃと思ってるのに、日々の忙しさに押し流されて先送りしてしまう」という声をよく聞きます。僕自身もずっとそのタイプで、変化が来るのは分かっているのに、どこから手をつけたらいいのか分からないまま時間だけが過ぎていく感覚がありました。 この本が効いたのは、未来を大げさに語るのではなく、「社会の変化を前提に、自分の行動をどこから変えればいいか」を具体的に示してくれたところです。たとえば、新しいビジネスは奇抜な発想よりも“穴を見つけて埋める力”から生まれるという話は、日々の仕事でも意外なほどそのまま使えます。また、テクノロジーを導入する前に社会や仕組みの側を変えなければ何も始まらない、という指摘も、働き方やキャリアのモヤモヤを見直すきっかけになりました。さらに、「縦の価値観を横に倒す」というテーマは、評価や人間関係に悩む人ほど刺さると思います。序列ではなく、役割の違いとして見直すだけで、職場の景色が少し変わります。 未来予測の本というより、「これから20年をどう歩くか」を自分ごととして考え直すための材料が詰まっている一冊でした。特に、変化を遠くの話だと思いつつも、どこかで不安を抱えている人に届くと思います。
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