
フランス人哲学教授に学ぶ 知れば疲れないバカの上手なかわし方
マクシム・ロヴェール and 稲松三千野
この本について
人と関わっていると、「なんでこんなことで反対してくるんだろう」「話が通じない相手にどう向き合えばいいのか分からない」みたいな場面って、どうしても出てきますよね。相手が攻撃的だったり、自分のことを全く見ようとしなかったりすると、こちらの感情ばかりが削られていく感じがして、正面から向き合うほど疲れてしまいます。 この本が少し面白いのは、「バカをどう説得するか」ではなく、「そもそもバカは説得できない」という前提から始めているところです。だからこそ、私たちができるのは、無理に立ち向かったり嫌悪で対抗するのではなく、自分の感情を過度に巻き込まれない位置に戻ること。例えば、相手の言動にいちいち反応せず、まずはしゃべらせておくという距離感を取ると、あの独特の疲れが少し薄れます。また、相手の「攻撃性の裏側にある不安」を理解しておくと、こちらの怒りの膨らみ方が変わって、余計な消耗を避けられます。さらに、「バカは問題だけでなく、問題解決に必要な愛情まで壊す」という指摘は、関係性のどこで線を引くか考えるきっかけになります。 誰かに振り回されてしんどい、でも真っ向から戦うのも違う気がする。そんな人には静かに効いてくる一冊です。
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