
スタンフォードの人気教授が教える 「使える」アイデアを「無限に」生み出す方法
ジェレミー・アトリー, ペリー・クレバーン, and 小金 輝彦
KADOKAWA / 2023-05-01
この本について
アイデアを出さなきゃいけないのに、頭の中が静まり返っている日ってありますよね。考えても出ないし、出たとしても「これでいいのか…?」と不安になる。僕もずっと、この“最初の一個に執着して固まる”感じに悩んでいました。 この本を読んで少し楽になったのは、創造性を「最初に浮かんだもの以上の何かをすること」と定義していたところです。最初の一手が凡庸なのは当たり前で、そこからどう増やすかが本題なんだ、と腹に落ちました。また、実験のハードルを極端に下げるという考え方も、現実的で助かります。いきなり完璧な計画を作らずに、安くて不完全な実験を回す。そのたびに質問が鋭くなり、アイデアが“育つ”。頭でわかっていたつもりでも、実践レベルまで落とし込んで説明されると、行動が変わります。 もう一つ刺さったのは、心理的安全性の重要さをさらっと指摘している部分でした。創造的なことをするには、失敗しても大丈夫と思える空気が必要で、締め付けはむしろ萎縮させる。仕事でチームが固くなっているとき、思い当たる節がありすぎて苦笑いしました。 「アイデアを量産しろと言われても何から手をつけていいかわからない人」には特に向いています。大げさな魔法ではなく、現実で回せる習慣としてまとめてくれている一冊です。
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