
国語授業の「常識」を疑え!
土居 正博
この本について
授業づくりって、やればやるほど「これでいいのかな…」という迷いが出てきませんか。発問が空回りしたり、子どもが書いた文章を読んで「結局どこでつまずいてるんだろう」と立ち止まったり。僕も国語の授業ほど、自分の感覚だけでは限界があるなと感じる場面が多いです。 この本が面白いのは、「指導事項をそのまま聞く問いは、そもそも子どもに届かない」とか、「漢字ドリル自体が悪いんじゃなくて、取り組ませ方の問題では」というように、よくある“思い込み”を一度ほどいてくれるところです。例えば、説明文の構造をピラミッドで捉え直す手法は、子どもが何に迷っているかを把握する助けになるし、批判的に読む場面でも「否定させる必要はない」という姿勢が、教室の空気をいっきにラクにしてくれます。読みの授業がうまくいかない理由を、根性論ではなく構造で説明してくれる感じです。 特に刺さったのは、「家でやっておいて」だけでは学習が定着しない、という当たり前だけど忘れがちな視点。練習した成果を出す場があるかどうかで、子どもの行動が変わる。その当たり前を、漢字テストの仕組み改善という具体例で示してくれるのはありがたいところでした。 授業がマンネリしてきた人、子どもの反応にモヤモヤしている人に静かに効く一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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