
すらすら読める新訳 フランクリン自伝
ベンジャミン・フランクリン、芝 瑞紀、楠木 建
サンマーク出版 / 2023-06-08
この本について
仕事でも人間関係でも、正しいと思うことを言ったのに場が固まるとか、いい案を出しても誰も乗ってこないとか、そんな経験が続くと「自分の伝え方のどこが悪いんだろう…」と静かに落ち込むことがあります。僕も同じで、熱量が空回りしてしまうときほど、思考の癖が露骨に出るんですよね。 フランクリン自伝を読んで感じたのは、「行動そのものより、行動の“見え方”を整えるだけで、周りの反応がまったく変わるんだな」ということです。断定を避ける話し方や、あえて自分を発起人だと言わない工夫など、気合いよりも角度のほうが効く場面が多い。リーダーシップというと大げさですが、要は人と動くための現実的な技法が淡々と積み重ねられている本です。しかもフランクリン自身が迷いながら手に入れた方法ばかりなので、読んでいて変な力みがありません。 もう一つ刺さったのは、勤勉さや誠実さを「徳だから」ではなく「そのほうが結局、自分の得になるから」と考えているところ。綺麗ごとでも皮肉でもなく、実利と誠実を同じテーブルに置く姿勢がとても現実的で、仕事に落とし込みやすいです。 自分のやり方にちょっと自信が持てないとき、でも変に気合いだけ増やしたくない人に向いている本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
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