
変な家 文庫版
雨穴
飛鳥新社 / 2024-01-31
この本について
最近、家にいると妙に落ち着かない日ってありませんか。理由ははっきりしないのに、どこか「この感じなんだろ…」みたいなモヤモヤが続くやつです。僕もそういう時期があって、気づいたら夜中までスマホを握りしめて、眠れないまま朝を迎えることが増えていました。そんなときに読んだのが『変な家』でした。 この本はミステリーっぽい怖さと、人の生活の“影”みたいなものがじわじわ滲んでくる話で、読者の方の「変な間取り」「妙に目が冴えた」という抜粋にすごく共感しました。間取りという日常すぎる入り口から始まるのに、読み進めるほど、普段なら見過ごすような違和感が形になっていく。その流れに引っ張られて、自分の中の曖昧な不安まで一緒に可視化されていくんですよね。個人的には、理解できない“普通の顔をした何か”がじわっと迫ってくる感じが、一度立ち止まって考えるきっかけにもなりました。 また、この物語はキャラクターの名前や家族関係がズラッと出てくるのに、整理して読むほど線がつながっていく感覚があって、日常の中で「なんとなく気になる違和感」を扱う練習にもなる気がします。怖いのに、その怖さが頭の中を整理してくれるという不思議な読み味です。 こんな人に刺さると思います。普段は理性的に過ごしているけれど、ふとした瞬間に説明できないざわつきを抱えてしまう人。そういう方ほど、この“変な感じ”がむしろスッと腑に落ちる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
読書の順序
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