
文豪たちの悪口本
彩図社文芸部
彩図社 / 2019-05-28
この本について
仕事でも人間関係でも、ちょっとした一言に必要以上にざわついてしまう時があります。相手の評価が気になるし、悪口なんて聞けば数日は引きずる。自分だけがこんなに弱いのか…と落ち込むこともありますが、この本を読むと、その感覚が少し変わります。 「文豪たちの悪口本」は、文豪同士の辛辣な応酬や、神経をすり減らしながら書いていた姿がそのまま出ていて、読んでいると“あの人たちですらこんなに悩んでいたのか”と肩の力が抜けます。たとえば、作品を出せば罵倒され、身内にまで心配されていた作家がいたり、人格批判レベルの言葉を真正面から浴びながら、それでも書き続けていたり。そういう姿を見ると、「評価に振り回されてるのは自分だけじゃない」と実感できます。 もうひとつ、この本は“悪口の裏にある人間くささ”がそのまま出ているところが面白いです。気に入らない先輩を延々と攻撃したり、曇天だと気分が沈んだり、嫉妬や焦りに振り回されたり。文豪というより、どこにでもいる大人の感情そのものなんですよね。だからこそ、他人の言葉に過剰に反応してしまう自分を、少しだけ許せるようになります。 変に前向きになろうとしなくても、“人はこういう面倒くささを抱えて生きている”と知りたい人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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