
仕事がデキる人のたたき台のキホン
田中 志
アルク / 2023-07-24
この本について
仕事で「とりあえず作ったたたき台が、結局そのまま自分の評価になる気がして怖い」とか、「意見を求められても何をどう言えばいいのか迷う」という場面、けっこうありますよね。僕もたたき台って“完成度を求められる半完成品”だと思い込んでいて、手を動かすまでに時間がかかっていました。 この本が少し違った視点をくれたのは、たたき台を「不完全な完成版」ではなく、「他人の頭を借りるための装置」として扱うところでした。事実と推測と意見を分けるとか、コアになる問いを入れるとか、具体的にどこをいじれば議論が動き出すのかが丁寧に書かれています。特に、接続詞をあえて入れてみて自分の隠れた前提をあぶり出す話は、企画書だけじゃなく普段の会話でも効きました。 もうひとつよかったのは、“批評家にならない”ための空気づくりの話。全否定をしないとか、どこか一つ褒めるとか、会議が停滞する理由の多くは雰囲気だったりしますよね。たたき台を出す側と受け取る側、どちらにもヒントがあるので、チームで仕事している人はどこかしら刺さると思います。 「自分の意見を持てと言われると急に手が止まる人」や「会議が建設的にならなくて悩んでいる人」に特に合う本です。僕もまだ迷いながらですが、この本のおかげで“まずは出してみる”ハードルが少し下がりました。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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