
世界最高峰の経済学教室 (日本経済新聞出版)
広野彩子
日経BP / 2023-07-07
この本について
仕事でも私生活でも、「もっと合理的に動けたらいいのに」と思いながら、実際はつい余計な感情で判断がぶれたり、後から「あれ、なんであんな選択したんだろう」と首をかしげることってありますよね。自分のダメさというより、人間という生き物の扱い方そのものに、どこかモヤモヤが残る感じです。 この本を読んで印象的だったのは、「合理的に振る舞えない自分」を無理に矯正する話ではなく、そもそも人はそういう存在だと前提からひっくり返してくれるところでした。行動経済学が扱う“ちょっと頼りない人間像”が、妙に自分たちの日常と重なるんです。飲みすぎて後悔するとか、未来のためより今を優先してしまうとか、そんな行動を「甘え」ではなく構造として見せてくれるので、自己嫌悪よりも理解が先に立つ感覚があります。 もうひとつ刺さったのは、意見のぶつけ方や議論の姿勢に対する話です。日本ではつい遠慮したり、批判そのものを避けてしまいがちですが、著者が語る米国の学生たちの“正面からぶつかる感じ”は、ただ強気というより、考える力そのものを育てる行為なんだと気づかされました。礼儀は必要だけれど、上下関係より議論の質を優先する姿勢は、仕事にもそのまま持ち込めるところが多いはずです。 人間の弱さを現実的に扱いたい人、そして「考える力」をもう一段深めたい人には、穏やかに刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





