
個人主義とは何か (PHP新書)
西尾 幹二
PHP研究所 / 2007-05-16
この本について
ときどき、自分が何を「進んでいる」と信じて疑わないのか、よく分からなくなることがあります。自由が多いはずなのに落ち着かないとか、社会の価値観にモヤッとするのに、結局その物差しで自分を測ってしまうとか。頭では個人として生きたいと思っているのに、実際のところ何に縛られているのかが見えにくいまま過ごしてしまうんですよね。 『個人主義とは何か』は、そのモヤモヤに正面から切り込んでくる本でした。日本の「個人」観がどんな歴史的経緯で作られたのか、そして「自由を求めすぎると逆に不自由に陥る」という指摘は、自分の感覚にも思い当たるところが多いです。革新と保守の緊張があってこそ個人が機能する、という視点も、普段の生活に置き換えると意外と実感しやすい。たとえば、制約がある場面の方が判断がブレずにすむ瞬間って誰でもあると思います。 読みながら感じたのは、「個人であることは、社会から離れることじゃない」という当たり前のようでいて難しい感覚でした。自分と社会の間にちゃんとした“張り”がないと、理想だけが肥大化して現実との距離がますます分からなくなる。ああ、自分がいつもぶつかっていた違和感ってこれか、と整理されていく感覚がありました。 「自由って何だろう」「今の価値観のどこまでを自分の意思と思えるんだろう」と立ち止まることが多い人に、とても静かに効いてくる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




