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[増補版]神道はなぜ教えがないのか (扶桑社BOOKS)
島田 裕巳
扶桑社 / 2023-09-01
この本について
仕事の節目や人生の曲がり角で、何となく神社に足が向くけれど、「これって何を求めているんだろう」と自分でもよく分からないまま手を合わせている。そんなモヤモヤを抱えたまま、宗教とか信仰の話になると途端に距離を置いてしまう。僕自身もずっとその曖昧さに引っかかっていたタイプです。 この本は、神道を“何かを教えてくれる宗教”として扱うのではなく、「ないからこそ続いてきた」という視点で捉え直します。救いを提示しないのは欠落ではなく、逆に私たちが抱えがちな“答えを求めすぎる姿勢”を静かにほどいてくれる。神主がプロではなくアマチュアとして存在している理由や、神社が人のためではなく神のための場所として成り立っている構造を知ると、あの静けさがどこから来ているのかが腑に落ちてきます。 読み終わるころには、神社に行く理由を無理に言語化しなくてもいいのかもしれない、という感覚が残ります。何かを授かるというより「何も持ち帰らない」ことで少し身が軽くなる。その仕組みを知識として押さえておくと、日々の判断や人との距離の取り方も、少しだけ楽になります。 神社に行くたびに説明のつかない落ち着きを感じるけれど、その正体が気になっていた人に向く一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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