
教養として学んでおきたい神社 (マイナビ新書)
島田裕巳
マイナビ出版 / 2020-12-24
この本について
神社って子どもの頃から普通に行くのに、「実際どういう場所なのか」は案外あいまいなまま…という人、多いと思います。僕も初詣や七五三で当たり前のように手を合わせてきたのに、鳥居の向こうに何があって、神様って何なのかを説明しようとすると急に言葉が止まるタイプでした。 この本は、そういう“なんとなく”で放置してきた部分に、静かに輪郭を与えてくれる一冊です。たとえば、仏と神がもともと地続きだった話や、GINZA SIXの屋上にも神社があるように、神が案外日常のあちこちに宿ってきた歴史。さらに、本殿の奥にある神体の存在を知ると、「参拝」という行動が少し違う意味で感じられるようになります。善悪どちらも含んだ“特別な働き”が神になるという視点は、日本の神像のゆるやかさをそのまま表していて、僕はここが特に腑に落ちました。 神社を神秘化しすぎず、かといって軽く扱いもしない。そのバランスが心地よくて、読み終える頃には、近所の小さな神社に行くときの姿勢が少しだけ整う感じがあります。特に「神社は好きだけど、自分が何をしているのか説明できないまま」という人にはしっくりくるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの34%が集中しています。
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