
「もう歩けない」からが始まり――自衛隊が教えてくれた「しんどい日常」を生きぬくコツ (扶桑社BOOKS)
ぱやぱやくん
扶桑社 / 2023-09-24
この本について
最近、気持ちが重くなると「この先どうなるんだろう」とつい遠い未来まで考えてしまって、余計にしんどくなることがあります。仕事でも人間関係でも、理由がはっきりしないまま頑張り続けて、いつの間にか自分の感覚が迷子になっている感じです。そんなときにこの本を読むと、いきなり元気になるわけではないけれど、足元の景色が少しだけ鮮明になるような実感がありました。 特に、自衛隊という極端に厳しい環境で語られる「まずは3日後だけをイメージしてみる」という発想は、未来の不安に飲まれがちな日常にもそのまま持ち込めます。また、「なぜやるのか」を説明する企図の明示や、食べたくなくてもエネルギーとして食べるという姿勢など、抽象論ではなく行動レベルのヒントが多いのも救いでした。心を整える話と、身体を維持する話が地続きで語られているので、自分の調子の悪さをどこから立て直せばいいかの目安にもなります。 もう一つ印象に残ったのは、人との関わり方のリアルさです。世代論で相手をラベル付けする指揮官は信頼されないとか、攻撃的な人ほど自己肯定感が低いとか、自分にも心当たりがある視点がいくつもあって、ちょっと苦笑いしつつも態度を見直すきっかけになりました。 遠くの未来より、まず3日後を見たい人。頑張り方の調整がうまくできない人。そんな人には静かに効く一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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