
パーパス経営入門 ミドルが会社を変えるための実践ノウハウ
名和 高司
PHP研究所 / 2023-11-10
この本について
仕事の方向性について話し合うたびに、「結局うちの会社って何を大事にしてるんだっけ…?」と立ち止まることが増えてきました。部署ごとに温度感が違ったり、表向きのスローガンだけが独り歩きしていたり。自分の中でも、正しさと利益の折り合いをどうつければいいのかモヤモヤしていたんですが、この本はその整理にかなり役立ちました。 特に響いたのは、パーパスを“内側から湧く志”として扱っている点です。単に立派な言葉を掲げるのではなく、「自分たちがなぜこの仕事を続けてきたのか」「社会の思いと自分たちの思いがどこで重なるのか」を、歴史までさかのぼりながら探っていく。その過程で、手の届きそうな目標ではなく、少し無理をしないと届かない場所に志を置くことの意味が腹落ちします。また、パーパスを決めて終わりではなく、日々の意思決定や行動原理にどう落とし込むかまで踏み込んでいるのが実践的でした。 読むうちに、パーパスって経営者だけの話ではなく、ミドル層こそ向き合う価値があるんだと感じます。組織のあちこちで働き方も価値観も多様化する中、みんなが同じ方向を向くための“道しるべ”をどうつくるかに興味がある人には、特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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