
資本主義の先を予言した 史上最高の経済学者 シュンペーター
名和 高司
日経BP / 2022-06-17
この本について
仕事でも自分の活動でも、「新しいことをやらなきゃ」と思いながら、気づけば目の前の改善ばかりやっている…そんな感覚、僕もずっと抜け出せませんでした。顧客の要望に寄り添うのは大事だけれど、それだけだと“いつもの延長線”から出られない。じゃあ、どうやって本当に価値を生む発想にたどり着くのか。そこを言語化してくれたのが、この本でした。 シュンペーターのいうイノベーションは、派手な技術やゼロイチの話ではなく、「新しい価値を生む組み合わせ」をつくること。そのための5つの切り口(商品・プロセス・市場・サプライチェーン・組織)があると知ると、日々の仕事の中でどこを組み替えられるかが急に見えやすくなります。また、単に思いつくのではなく、スケールさせて初めて意味があるという視点も、現実的で痛いほど刺さりました。無形資産をどう活かすかという話も、今の仕事の棚卸しに直結します。 さらに、この本が良かったのは、志とか情熱といった言葉を精神論で終わらせず、「決断と実践こそがアントレプレナーの本質」とはっきり書いてくれているところ。外の変化を待つのではなく、自分から仕掛けていくという姿勢を、具体的な行動レベルまで落として考えられます。 今のまま改善だけ続けていていいのか少し不安になる人、あるいは「本当はもっと価値をつくれるはず」と感じている人には、特にしっくりくる一冊だと思います。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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