
パーパス 「意義化」する経済とその先 (NewsPicksパブリッシング)
佐々木康裕 and 岩嵜博論
ニューズピックス / 2021-08-24
この本について
仕事で「うちは何のために存在してるんだっけ?」という話になるたび、言葉だけが独り歩きして、結局いつものKPI議論に戻ってしまう…そんなモヤモヤを抱えたまま進んでいる人、多い気がします。僕もそのひとりでした。 この本が効いたのは、パーパスを“きれいごと”として扱わず、企業の具体的な意思決定や収益モデルにどのように効いてくるのかを、実例ベースで描いてくれているところです。政治やメディアへの信頼が落ち、企業が社会的役割を代替し始めているという指摘は、日々ブランドや組織づくりに向き合う人にはかなりリアルだと思います。また、ユニリーバやソニーのケースをもとに、パーパスがトップのスローガンではなく、フロントの現場で機能し始める過程が描かれ、何をどう変えると動き出すのかがイメージしやすいのもありがたい点でした。 もうひとつ刺さったのは、「若者向け市場は量ではなく、次のカルチャーをつくる質の話でもある」という視点です。短期の数字に振り回される日常の中で、どこにスタンスを置くべきかを考えるときの、ひとつの足場になります。背伸びした理想論ではなく、「じゃあ自分の組織はまず誰と向き合うべきか」を落とし込める実務寄りの本です。 組織の“旗”が形骸化していると感じている人に刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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