
そこにある山 人が一線を越えるとき (中公文庫)
角幡唯介
中央公論新社 / 2023-12-21
この本について
最近、行動したい気持ちはあるのに、日常のタスクに囲まれて「自分がどこに立っているのかよくわからない」という感覚になることが増えてきました。頭では合理的に選択しているつもりでも、気づけば主体性が薄れていくようなあの感じです。そんなモヤモヤの正体を少しだけ言語化してくれたのが『そこにある山』でした。 この本は冒険の話でもあり、結婚や他者との関わりに踏みこむ話でもあるのですが、どれも「自分が世界にどう関与しているか」という一点に収れんしていきます。知るためには労力がいる、対象の文脈に入りこまないと本質は見えない、という著者の姿勢は、テクノロジーのおかげで何でも“わかった気”になれる今の環境とは真逆に位置しています。そして、逃げたい気持ちや不完全さも含めて「それでも行為するしかない」という静かな確信が、こちらの胸にもじわっと響いてきます。 特に、偶然性に身を委ねることや、関わることでしか見えてこない世界の厚みについて書かれた部分は、選択肢を並べては正しさを探してしまう自分にとって、現実的なヒントになりました。合理的に説明できない出来事も、そのまま受け取って生きるしかない瞬間があるよな、と落ち着く感じがあります。 自分の主体性がどこかへ薄れている気がする人に向いています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要








