
EQの教科書
大芝義信
この本について
仕事でも日常でも、感情に振り回されて判断を誤ったり、相手の意図を読み違えて後から落ち込むことってありますよね。自分でも理由がよく分からないモヤモヤが溜まっていくと、「結局いつも同じところでつまずくな…」と感じることが増えていきます。僕もまさにそのタイプで、意思の力だけで気持ちを切り替えようとして余計に疲れていました。 『EQの教科書』が助かったのは、感情を根性論でねじ伏せようとしないところでした。強い感情より弱い段階の感情の方が扱いやすいとか、複雑な感情は分解すると手がかりが出てくるとか、現実的なアプローチが多いんです。仕組みを先につくる、身体から気分にアプローチする、といった「感情を扱うための工夫」が具体的に書かれていて、気持ちの上下に左右されすぎない日が少しずつ増えました。また、自分の感情や思考の癖を知ることで、無意識に反応していた場面でも一呼吸おいて選択できるようになります。 さらに読んでいて大きかったのが、他者理解の部分です。相手の感情そのものだけでなく、置かれている状況まで含めて理解しようとすると、コミュニケーションの摩擦が減っていく実感がありました。苦手な人との距離の取り方が変わったという読者の声もあって、人間関係で疲れやすい人には特に響くと思います。 「感情に飲まれがちだけれど、無理のないやり方で整えていきたい」という人には、ちょうどいい一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
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