
うまくいかない人間関係逆転の法則
松村 亜里
すばる舎 / 2024-06-30
この本について
人間関係でつまずくときって、「相手が悪いのか、自分が弱いのか」みたいなところでずっと足踏みしてしまうことがありますよね。僕も仕事で気を使いすぎたり、逆に距離を置きすぎたりして、自分でもよく分からない疲れ方をしていました。 この本が面白いのは、そういう行き詰まりを“性格”ではなく“構造”として見せてくれるところです。誰かを責めているつもりはなくても、気づけば《犠牲者》《迫害者》《救済者》の三角形に巻き込まれていることがある。その仕組みを知るだけで、自分が今どこに立っているのかが見えやすくなります。そして、「ネガティブになるのは悪いことじゃない」「相手の課題を奪わない」という、いまの関係に無理なく効く視点をくれるのがありがたいところでした。特に《犠牲者》から《クリエイター》へ移る話は、誰かに振り回されがちなときの小さな足場として機能します。 人間関係を劇的に変えよう、みたいな話ではなく、明日ちょっとだけ楽になる感覚に近いです。自分の気持ちを否定しがちな人、つい「ないもの」ばかり探してしまう人には静かに刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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