
研究主任のマインドセット
古舘良純
明治図書出版 / 2024-02
この本について
授業づくりや校内研の場で、「指導案ばかりに意識が向いてしまう」「交流会がただの感想会で終わってしまう」「研究って誰のためにやってるんだろう」といったモヤモヤ、けっこうありますよね。私もそうで、子どもを見たいと思いながら、大人の目や形式に気を取られてしまう瞬間がよくあります。 『研究主任のマインドセット』は、その行き詰まりを無理やりポジティブに塗り替える本ではありません。むしろ、現場にある空気の重さや、先生同士の遠慮、研究主題の空回りなど、私たちが日々感じている「やりにくさ」の正体を丁寧に言語化してくれます。その上で、指導案という枠を一度外して子どもを見ることに立ち返ること、先生方の言葉を学校教育目標に結び直して返すこと、研究の主語を先生自身に戻すことなど、現実の教室で試せる視点の変化がいくつも示されています。どれも劇的な改革ではなく、明日の日常に少し混ぜられるような手触りです。 特に、成果を外側に求めず「根拠は自分にある」という姿勢には、私自身かなり救われました。よその学級の成功例に振り回されることが減り、自分の授業をどう見つめ直すかに意識が戻る感覚があります。 研究という営みを、子どもの姿と先生自身の成長の両方に結び直したい人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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