
授業を研ぐ―飛び込み授業から考える教師の力の磨き方
渡辺 道治
この本について
授業って、準備しているつもりでも当日になって「あれ、子どもたちの反応と全然合わない…」みたいなズレが出ることがありますよね。自分の力不足なのか、場の空気なのか、何が原因なのかうまく言葉にできないまま、次の授業に流されていく感覚。僕自身もずっとそこにモヤモヤしてきました。 この本が面白いのは、授業そのものよりも「授業の前にある授業」への目線をくれるところです。子どもたちの過去の学びと今の学びをどうつなぐかとか、名簿の名前を呼びながら会ったことのない子どもたちを想像して準備する時間とか、いざ飛び込む瞬間に備えて自分のコンディションを整えておくこととか。一見地味だけど、実際には授業の質を決めているのはこういう積み上げなんだよな…としみじみ思わされました。 それに、飛び込み授業を「即興演奏」にたとえているのがすごく腑に落ちました。子どもの反応をOTRとして拾いながら、BSPのような小さな後押しを何度も投げていく。予定調和で進めるより、ハプニングを楽しむ心構えがある方が、むしろ教室は回り始める。これは授業に限らず、初めての場に飛び込む仕事全般にも効く視点だと思います。 新しいクラスや知らない子どもたちの前に立つたびに、気持ちが固くなってしまう人にはとても刺さる一冊です。肩の力を抜きながら、自分の授業を少しずつ「研いでいく」感覚を取り戻したいときに、そっと横で支えてくれる本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要






