
機嫌のいいチームをつくる
吉井理人
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2024-07-19
この本について
仕事でもチームでも、「意見を言いづらい」「任せたいけど任せきれない」「主体性を求めてるはずなのに空回りする」みたいな、小さなモヤモヤが積み重なることってありますよね。自分もそこにずっと悩んでいて、どう距離感を取ればチームが前に進むのか、正解が見えないまま過ごしていました。 この本は、そういう抽象的な迷いに対して、現場で起きる“行動レベル”に落ちた視点をくれます。例えば、意見を臆せず言える環境って結局なにを整えることなのかとか、主体性と自主性はどこが違うのかとか、メンバーそれぞれの強みと弱みをどう扱えばチーム全体が前に進むのかとか。ふわっとした理想論ではなく、「こういうシーンで、こう関わるとチームが動き出すんだな」と具体的にイメージできるのがありがたかったです。 特に、自分で決めてもらうためには密なコミュニケーションが必要だ、という話や、意見を揉むときは一人の頭ではなく多くの頭を通すほうが成熟するという感覚は、日々の仕事にもそのまま持ち帰れました。心理的安全性を“優しさ”ではなく“適度な緊張感とセット”で語ってくれるのも、現場寄りでしっくりきます。 チームの空気づくりに悩んでいる人や、メンバーとの距離感が掴めないまま役割を背負っている人には、静かに効く本だと思います。
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