
潜入取材、全手法 調査、記録、ファクトチェック、執筆に訴訟対策まで (角川新書)
横田 増生
KADOKAWA / 2024-09-10
この本について
仕事でも日常でも、何かを「事実として伝える」場面ってありますよね。でもいざ向き合うと、何が客観で、どこからが自分の主観なのか分からなくなる。メモも後回しにしがちで、あとで思い出せずに悔しい思いをしたり。情報を扱う作業って、想像以上に足元が揺らぐものだなと感じます。 この本はそんな揺らぎに対して、現場で実際にどう判断し、どこに線を引き、どう自分を守るのかを淡々と教えてくれます。細部を徹底して記録する理由や、公共性と公益性を欠くとどれだけ脆いか、そして相手に直接聞くことの重さ。読んでいて「自分の感覚だけで突っ走ると危ないんだよな」と何度も立ち止まらされました。潜入取材という特殊な世界の話なのに、会社の資料作成や、人の話をまとめる時の注意と地続きなんですよね。 個人的に効いたのは、書くために現場に入っても、その仕事自体に手を抜かないという姿勢でした。どんな場所でも丁寧にやることでしか見えない情報がある、という当たり前のようで忘れがちな視点が刺さりました。 「伝える仕事に少しでも関わっていて、最近なんとなく自分の判断に自信が持てない人」に特にしっくりくる一冊だと思います。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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