
失敗事例から学ぶ! マネージャーの思考術 管理職の“落とし穴”に陥らないための具体と抽象の往復トレーニング
坂田 幸樹
翔泳社 / 2025-01-17
この本について
マネージャーをやっていると、「現場に任せたいのに、任せた途端にバラバラになる」「効率化を進めているはずなのに、なぜかチーム全体は前に進んでいない」みたいなモヤモヤが、ふと積み上がっていきます。個別には頑張っているはずなのに、組織としてはうまく噛み合わない感じ、僕自身ずっと悩んでいました。 この本は、その噛み合わせの悪さを“具体と抽象の行き来”でほどいてくれます。たとえば、アジャイルを進める前に「そもそも何のためにやるのか」という抽象度の高い目的を決める重要性や、現場に権限を渡しつつも全体の方針は必ず握り続けるバランス。さらに、効率化を進めるほど雑談のような無目的の場が失われ、それ自体がボトルネックになるという指摘は、読んだ瞬間に思い当たる光景がいくつも浮かびました。 全体を俯瞰する“鳥の目”と、現場を見る“虫の目”、変化を感じる“魚の目”。この三つをどう切り替えるかを、実際の失敗事例を通じて示してくれるので、頭だけで理解するというより、自分の仕事にそのまま当てはめて考えやすいです。 チームが個別最適に走りがちなことに悩んでいる人や、「任せる」と「決める」の境界で迷いがちなマネージャーには、かなり刺さると思います。私自身、読んでからようやく“どこを自分が見るべきなのか”の輪郭がはっきりしました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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