
役所のしくみ (日経プレミアシリーズ)
久保田章市
日経BP 日本経済新聞出版 / 2025-05-12
この本について
市役所のニュースを見ても、正直どこがどう動いているのか分からないまま「なんとなくモヤモヤする…」ということ、よくあります。ふるさと納税の得と損、首長と議員の役割の違い、地方自治体の財政のクセ。生活と地続きの話なのに、内部の仕組みとなると急に霧がかかったようになるんですよね。僕自身、地元の政策がどう決まっているのか理解できず、判断のしようがなくて困った経験があります。 『役所のしくみ』は、その霧を少しずつ晴らしてくれる本でした。制度の説明というより、「現場でどう動いているのか」を軸に具体的に描かれていて、たとえば災害復興の裏で職員が年末まで残業し続ける話や、首長だけが予算を提出できる仕組みがどんな影響を生むのか、ふるさと納税がなぜ自治体によって“ボーナス扱い”になるのかなど、断片で知っていた情報が線でつながっていきます。特に、自治体の財政力によって子ども施策の格差が生まれる話は、数字の裏で起きている現実が腑に落ちました。 この本が効くのは、「結局、自治体って何をどう決めてるの?」と感じている人や、投票先を選ぶ基準がぼんやりしている人だと思います。派手な結論はありませんが、読んだあと、地元ニュースの見え方が明らかに変わるタイプの一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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