
脂質起動
山田 悟
この本について
食事のあとにやけに眠くなったり、午後になると集中が続かない感じ、僕もずっと「体力がないだけだろう」と思って流していました。でも、じつは糖質中心の食べ方で血糖値が乱れていただけかもしれない、と気づかされたのがこの本でした。 おもしろいのは、「脂質を先に摂ると血糖値が暴れにくくなる」という、ちょっと常識とは逆っぽい話が、インクレチンというホルモンの仕組みで丁寧に説明されているところです。ふわっとした健康論ではなく、GIPやGLP-1がどう働くのか、脂肪を溜めこむ酵素と燃やす酵素が食べ方でどう変わるのか、具体的な場面に落とし込める形で語られています。たとえば「夜食ならパンは半分で、脂質はしっかり」という提案も、理由が分かると妙に納得できるんですよね。 僕自身、糖質を控えるだけでは逆にふらついたりして続かなかったのですが、「脂質を使える体にゆっくり切り替える」という視点をもらってから、食後のだるさが減っていきました。極端な食事法ではなく、脳や赤血球が必要とする糖質量の上限まで示されているのも安心できます。 食後の眠気や疲れやすさの原因がいまいちつかめず、でも何かを変えたいと思っている人には刺さると思います。僕と同じく、まずは自分の体の仕組みを知りたいタイプの方なら、無理なく食べ方の調整ができる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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