
「説明」がうまい人がいつも頭においていること
犬塚 壮志
この本について
説明するときに、途中で相手の表情が曇ったり、「結局なにが言いたいの?」と聞かれて落ち込むこと、けっこうありませんか。自分では丁寧に話しているつもりなのに、相手には伝わっていない感じがして、話すたびにモヤモヤが残る。僕もずっとその繰り返しでした。 この本が面白いのは、「説明がうまい人は特別な話術を持っているわけではない」という前提で、意識の置き場所を少し変えるだけで伝わり方がガラッと変わるところです。たとえば、主語と述語を遠ざけないとか、事実と意見を分けるとか、一見ごく基本のように思えることが、実は相手の理解度に直結している。さらに、「相手の世界にある言葉を選ぶ」という視点は、仕事で例え話を外してきた僕にはかなり刺さりました。結論ファーストに固執せず、相手の状況を丁寧に拾いながら進める姿勢も、実践すると空気がやわらかくなります。 もうひとつ良いのは、「全部話さなくていい」という割り切りをくれるところです。説明がうまい人は、何を削るかを先に考える。これを知ってから、相手が聞きたい部分に集中しやすくなり、会話のストレスがかなり減りました。質問を恐れず、「相手の変化」を目的に話すという考え方も、コミュニケーションを軽くしてくれます。 仕事で人に説明する機会が多いのに、いつも自信が持てない人には特に刺さる本だと思います。僕と同じように「説明ってこんなに難しかったっけ」と感じている人には、かなり実用的に効いてきます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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