
業務設計の教科書
武内 俊介
この本について
業務を見直そうとすると、どこから手をつけるべきか分からなくなることが多いですよね。システムを入れ替えてみても何も変わらないとか、承認がどこで止まっているのか誰も説明できないとか、そんなモヤモヤを抱えたまま日々の仕事が回っていく。でも本当は、今の業務の“形”そのものが曖昧なまま走り続けていることに原因があるんだろうな、と感じる瞬間があるはずです。 『業務設計の教科書』は、その曖昧な部分に手を入れるための視点を丁寧に整理してくれます。特に、業務を「地図」として描き直し、削除・追加・変更を反映していくプロセスは、属人化した現場に一度風通しを作るきっかけになります。また、システムを選ぶ前に「目的」「必要な機能」「比較軸」をそろえるという考え方は、ツール探しで迷子になりがちな人にはかなり効きます。さらに、単なるデジタル化ではなく“業務のあり方そのもの”を見直す姿勢が全編を通して貫かれていて、紙→Excel→メールのような形だけの改善がなぜ行き詰まるのかも腑に落ちます。 業務が止まりがちなポイントを見つけたい人や、「現状の整理」で終わらずちゃんと設計まで踏み込みたい人にとっては、特にしっくりくると思います。自分も、無意識に“今ある業務を前提にしたまま改善しようとしていたな”と気づかされる場面が多かった一冊です。
読書インサイト
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