
KPI大全―重要経営指標100の読み方&使い方
グロービス and 嶋田 毅
東洋経済新報社 / 2020-08-28
この本について
仕事で数字を追っていると、「このKPIって本当に意味あるのか…」とか、「数字を達成することが目的になってない?」みたいなモヤモヤが出てきませんか。自分もずっとそこが引っかかっていて、数字は便利だけど、扱いを間違えると逆に組織がぎすぎすする感じがあるんですよね。 『KPI大全』は、そういう“数字の扱いづらさ”をちゃんと正面から扱ってくれる本でした。たとえば、KPIは鮮度と正確さが命だけど、それ以上に大事なのは「数字だけで人を動かそうとしないこと」という視点。人は報酬だけで動くわけじゃなく、上司とのコミュニケーションや内発的な動機がないと、結局無理が出てくるんですよね。また、KPIを増やしすぎても、逆に単純化しすぎても現場が歪むので、何をどれだけ追うかは試行錯誤だと書いてあって、妙に救われました。 さらに、自分が特に刺さったのは「KPIは必ずセットで考える」というところ。使用経験率や成約率のような一見シンプルな数字も、認知率や案件の質と組み合わせて見ないと判断を誤る、という具体例がたくさん出てきます。数字が独り歩きした瞬間に意思決定がズレる、という感覚がある人にはめちゃくちゃ腑に落ちるはずです。 数字で迷った経験がある人、KPIが“目的化”している空気に疲れている人には特に刺さる一冊だと思います。
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