
本番に強い脳と心のつくり方 スポーツで頭がよくなる (PHP新書)
苫米地英人
PHP研究所 / 2010-05-01
この本について
仕事でも勉強でも、「本番になると力が出ない」とか「調子がいい日の再現性がない」とか、そんなモヤモヤってありますよね。自分なりに努力しているつもりでも、肝心な場面で視野が狭くなったり、余裕がなくなったりする。僕もけっこう長いこと悩んでいました。 この本がおもしろいのは、スポーツを“身体を鍛える手段”ではなく、“抽象思考のトレーニングの場”として捉えているところなんです。たとえば、チームスポーツの中で空間全体を把握したり、味方や相手の動きを読む感覚って、仕事でいう「状況を俯瞰して判断する力」にかなり近い。調子の良いときの自分の動きを研究する、弱点探しよりも「うまくいった要因」を拾い上げる、といった視点も、日常のメンタル管理にそのまま持ち込めます。 個人的に刺さったのは、「本番に強い人は、日常から本番を意識している」という話です。といってもストイックに追い込む方向じゃなくて、リラックスした時間も「準備の一部」として扱うことで、抽象思考に余裕が生まれるという考え方。これって、普段の仕事の向き合い方にもそのまま効いてくる感覚があります。 スポーツ経験の有無はあまり関係なくて、「視野が狭くなる瞬間が多い人」や「調子の良い日を意図的につくりたい人」にしっかり刺さる内容だと思います。読んでみると、自分の脳と心の扱い方にちょっとした風通しが出てきます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
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